読書

『暇と退屈の倫理学』(國分 功一郎)

『暇と退屈の倫理学』(國分 功一郎) 「なんとなく退屈だと」という心の声は誰しも聞いたことがあるだろう。『暇と退屈の倫理学』によると、この心の声は人間にとって耐え難いことであると書かれている。 ▼消費と浪費は異なる 現代において「消費」とはモノ…

『うたかたの日々』(ヴィアン)

『うたかたの日々』(ヴィアン) 1940年代のフランス小説であり、ファンタジーな世界観が特徴的だ。「ニキビよ消えろ」と願えば消える、クロエという恋人とデートする日は雲が二人の前にやってきてパッとはじけてシナモンシュガーの香りが残ったりする。そこ…

『フォーカス・リーティング』(寺田昌嗣)

『フォーカス・リーティング』(寺田昌嗣) 素早く本を読んで必要な知識を入れたい人はいますか。そういう人は『フォーカス・リーディング』という本に書いてあることが参考になるかもしれません。 ◾️読書には3種類ある まず速読する前に共有したい前提事項…

『ペスト』(カミュ)

『ペスト』(カミュ) コロナ前の世界に作られたものが古めかしく感じる。特に昨年末や年明け直後に未来予測したような本は読む気にならないから連休にすべてメルカリで始末した。 コロナ後の世界について書かれた書籍はまだまだ少なく、識者たちは電波を介…